ZMPは1月12日、自動運転車などの研究開発向け実車10分の1スケールロボットカー「RoboCar 1/10 2016」の受注を開始した。
新製品は、2009年に販売を開始した自動車/部品メーカー、大学等研究教育機関向けロボットカー「RoboCar1/10シリーズ」の最新モデル。2016年モデルはオンボード開発対応、ディスク容量の増強、最新WiFi対応などにより、従来製品に比べ開発環境が充実。よりスムーズな研究開発・実験が可能となる。
外界センサとして、単眼カメラ(×1)、赤外線センサ(×8)、レーザレンジセンサ(最大×2、オプション)を搭載し、車両周囲のセンシングに利用できるほか、加速度・ジャイロセンサ、エンコーダ(車輪×4、モータ×1、ステアリング×1)を搭載し、車両の挙動や走行距離の把握もできる。
また、各種センサ情報の取得、速度・操舵角制御、通信などのライブラリを用意。各種ライブラリを用いて自由にアプリケーションを開発することができ、自動運転や遠隔操縦、センシングなどの研究開発に活用できる。
価格(税別)は一般80万円、アカデミック68万円。なお新製品は1月13日から東京ビッグサイトで開催される「オートモーティブワールド2016」にて展示を行う。