ドイツの高級車メーカー、アウディは1月11日、米国で開幕したデトロイトモーターショー16において、『h-トロン・クワトロコンセプト』を初公開した。
アウディは2015年9月、ドイツで開催されたフランクフルトモーターショー15において、『e-トロン・クワトロコンセプト』をワールドプレミア。同車はアウディが近い将来、市販する予定のEVを示唆したコンセプトカー。SUVタイプのEVコンセプトカーだった。
今回、デトロイトモーターショー16で初公開されたh-トロン・クワトロコンセプトは、e-トロン・クワトロコンセプトの発展形。基本ボディはほぼそのままに、パワートレインを燃料電池化したのが特徴。
パワートレインは、燃料電池スタックが最大出力110kW。モーターは2個で、フロントアクスルに1個、リアアクスルに1個を搭載する。モーターの最大出力は、フロント側が122ps、リア側が190ps。
h-トロン・クワトロコンセプトは、4輪を駆動する電動クワトロ。0-100km/h加速7秒以下の性能を発揮する。また、水素充填にかかる時間は、約4分。最大航続可能距離600kmの性能を備えている。