JR北海道、特急用割引切符の一部を廃止へ…オプションで割引特急券を発売

鉄道 企業動向

『スーパーおおぞら』を利用できる札幌市内~釧路間の「Rきっぷ」は廃止され、運賃のみ割引された「乗車券往復割引きっぷ」が発売されるものの、特急料金を割り引くオプション特急券は発売されない。
  • 『スーパーおおぞら』を利用できる札幌市内~釧路間の「Rきっぷ」は廃止され、運賃のみ割引された「乗車券往復割引きっぷ」が発売されるものの、特急料金を割り引くオプション特急券は発売されない。
JR北海道は1月5日、特急を利用できる往復割引切符の見直しを行なうことを明らかにした。

見直しの対象となるのは、普通車指定席を利用できる「Rきっぷ」、普通車自由席を利用できる「Sきっぷ」で、4人用の「Sきっぷフォー」、グリーン車用の「グリーン往復割引きっぷ(グリーン&グリーンきっぷ)」、「特割きっぷ」は廃止となり、3月25日限りで発売を終了する。

「Rきっぷ」や「Sきっぷ」については、札幌~函館・帯広・釧路間といった利用の多い区間のものが廃止され、新たに運賃のみが割引となる「乗車券往復割引きっぷ」が設定される。おもな区間の発売額は、札幌市内~新函館北斗・函館間が9000円、札幌市内~帯広間が7150円、札幌市内~釧路間が1万640円で、別途、所定の指定席特急料金を加えると、それぞれ1万5220円、1万2950円、1万6860円となる。特急券なしで使用する場合は普通列車の普通車自由席のみを利用できる。

また、これらと合わせて利用できる割引特急券として「オプション特急券」も発売される。利用できる列車は、札幌~函館間の『スーパー北斗』『北斗』、札幌~室蘭間の『すずらん』で、いずれも区間限定の片道タイプ。普通車自由席を利用でき、「乗車券往復割引きっぷ」と併用する場合に限り有効となる。ただし『スーパー北斗』『北斗』用は、伊達紋別・洞爺・長万部の各駅みどりの窓口限定発売となるため、往復利用の場合は発駅で復路の分も購入しておく必要がある。

このほか、札幌~帯広間の『スーパーとかち』に対しては「乗車券往復割引きっぷ」と併用できる往復割引特急券が発売されるが、こちらは利用日・列車・席数・区間限定の「北海道ネットきっぷ」として発売されるため、JR北海道のウェブサイト「JR北海道予約サービス」での予約が必要となる。

いずれの切符も、2月26日から発売され、3月26日から利用できる。発売・利用期間は「北海道ネットきっぷ」は通年だが、それ以外は2017年4月5日まで(「乗車券往復割引きっぷ」の発売は2017年3月31日まで)となる。なお、札幌市内~音威子府・稚内・遠軽・北見・網走間の「Rきっぷ」と、札幌~岩見沢・美唄・砂川・滝川・深川・旭川・留萌・士別・名寄間、旭川~深川・滝川・稚内・北見・網走間の「Sきっぷ」は存続する。

今回の見直しについてJR北海道では「種類が多く、区間によって利用設備が異なるわかりにくさを解消し、よりスリムな商品体系に改めるため」としている。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

編集部おすすめのニュース

特集

おすすめの商品

鉄道 アクセスランキング

  1. 新型新幹線 N700S、「進化」から「最高」へ…世界最軽量・低コスト・編成自由

    新型新幹線 N700S、「進化」から「最高」へ…世界最軽量・低コスト・編成自由

  2. 札幌の地下鉄から「昭和生まれ」消える…東豊線7000形が引退

    札幌の地下鉄から「昭和生まれ」消える…東豊線7000形が引退

  3. 運輸審議会、宇都宮LRT計画で公聴会の開催を決定…7月26日

    運輸審議会、宇都宮LRT計画で公聴会の開催を決定…7月26日

  4. エヴァ新幹線、7月から再び運行へ…山陽新幹線「500 TYPE EVA」

  5. 駅があった場所に造られた「駅」…北海道の廃線跡にできた民宿を訪ねてみた

  6. JR西日本、大阪環状線の新型電車「323系」公開…「斜めの発想」とり入れ

  7. 札幌市地下鉄17年ぶりの新車「9000形」が東豊線にデビュー

  8. 伊豆急行の「新たな列車」、来年登場へ

  9. 東武鉄道、松原団地駅を「獨協大学前」に改称へ…副名は「草加松原」

  10. 西武鉄道と秩父鉄道、西武秩父発のSL列車再び運転…7・8月の2日間

アクセスランキングをもっと見る