富士急、元JR東海371系を「水戸岡デザイン」に…新型特急今春登場

鉄道 企業動向
富士急行は今春、新型特急『富士山ビュー特急』を導入すると発表。元JR東海の371系を改造し、デザインは水戸岡鋭治さんが担当する
  • 富士急行は今春、新型特急『富士山ビュー特急』を導入すると発表。元JR東海の371系を改造し、デザインは水戸岡鋭治さんが担当する
  • 富士急行は今春、新型特急『富士山ビュー特急』を導入すると発表。元JR東海の371系を改造し、デザインは水戸岡鋭治さんが担当する
  • 富士急行は今春、新型特急『富士山ビュー特急』を導入すると発表。元JR東海の371系を改造し、デザインは水戸岡鋭治さんが担当する
  • 富士急行は今春、新型特急『富士山ビュー特急』を導入すると発表。元JR東海の371系を改造し、デザインは水戸岡鋭治さんが担当する

富士急行は1月6日、今年春に新型特急『富士山ビュー特急』を導入すると発表した。車両はJR東海の小田急線直通特急『あさぎり』として使用された371系電車を改造。デザインはJR九州の車両や富士急の観光列車『富士登山電車』を手がけた水戸岡鋭冶さんが担当する。

富士急行は、かつて小田急電鉄でJR東海の御殿場線乗入れ特急『あさぎり』などに使用されたロマンスカー20000形「RSE」を改造した『フジサン特急』8000系を2014年に導入しており、今回の新型特急登場で『あさぎり』として活躍した小田急とJR東海の特急電車が富士急線上で再び「競演」することになる。

新型特急の導入は同社の創立90周年事業の一環。7両編成の371系を3両に減らし、外観は塗装を大幅に変更しているほか、内装は木を活かした空間に改装。車内では「オンリーワンのスイーツやドリンクを提供し、ゆったりとしたホテルのような空間」を演出するという。

『富士山ビュー特急』の運行区間は大月~河口湖間の全線で、途中の停車駅は都留文科大学前・富士山・富士急ハイランドとなる。運行開始日など詳細は後日改めて発表するという。

同線では、元JR東日本のジョイフルトレイン『パノラマエクスプレスアルプス』を改造して2002年に導入した『フジサン特急』2000系が今年2月で引退する予定で、新型車は同車に代わる新たな特急車両となる。

371系は1991年、JR東海の特急形電車として登場。7両編成1本のみ製造され、小田急線とJR御殿場線の直通特急『あさぎり』に使用された。2012年3月には『あさぎり』での定期運用を終了し、その後はJR東海の臨時列車で使われていたが、2014年11月末に臨時列車での運用も終了。同年12月に富士急が購入を発表していた。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集