【新聞ウォッチ】2016年相場波乱の幕開け、世界同時株安 、円高も進行

モータースポーツ/エンタメ 出版物
東京証券取引所(イメージ)
  • 東京証券取引所(イメージ)

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年1月5日付

●トヨタ・フォードと端末開発、車とスマホ接続ソフト活用(読売・7面)

●高齢者交通死最悪54.6% 2247人全体死者数15年ぶり増(読売・37面)

●政府が自動運転車コース、メーカーの開発支援(毎日・4面)

●1.7%成長着実に、どうなる経済2016、榊原定征・経団連会長(毎日・7面)

●サウジ、イランと断交、パーレン・スーダンも(産経・1面)

●東海道新幹線7代目20年度投入、7トン軽量化に成功(東京・24面)

●日経平均582円安、新年相場波乱の幕開け、上海急落、取引を停止(日経・1面)

●倒産1万件割れ、昨年25年ぶりの2年連続、大企業の業績改善(日経・5面)

●ホンダの変速機生産能力、インドネシアで倍増、ルピア安活用(日経・9面)

●「革新」「海外」「法令順守」先行き不透明感打破、企業トップが年頭所感(日経・11面)

●15年の中国新車販売、ホンダ、100万台超え、マツダ、12月15%増(日経・11面)

●いすゞ、トラック故障予知、整備促す、北米や欧州で開始(日経・12面)

●会社研究、トヨタ自動車、成長持続へ,車造り「見直し」(日経・15面)

ひとくちコメント

年明けの株式市場はぽかぽか陽気とはならなかったようだ。2016年最初の取引となる大発会で東京株式市場の日経平均株価の終値が昨年末最後の取引と比べて582円73銭安の1万8450円98銭と、約2か月半ぶりの安値で取引を終えた。

きょうの日経が1面トップで「新年相場波乱の幕開け」と大きく報じているほか、他紙も「世界株安、東証582円下落」(朝日)、「東証大発会582円安、中国で取引強制停止」(毎日)などと取り上げている。

この日は、中国の代表的な株価指数である上海総合指数が急落したほか、アジアや欧州、米国などの株式市場でも飛び火して軒並み株価が下落。2016年は世界同時株安の様相で波乱の幕開けとなった。

また、ドル円相場も円高が進行しており、120円を割り込み、一時118円台を付けたことからも自動車・電機などの輸出関連株が軒並み下落。なかでも、ホンダが終値で4.58%、日産自動車が3.44%、マツダも3.37%などと大幅に落ち込んだ。

きょうは経済3団体や自動車工業団体などの新春賀詞交歓会が予定されている。年明け早々波乱の幕開けとなった金融・資本市場を受け、どんな年頭の抱負を述べるのかも興味深い。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集