【スマート フォーフォー 試乗】シティコミューターの域を脱した新型、ETCは必須だ…諸星陽一

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東京モーターショーで発表されたスマート『フォーフォー』。デビュー以来、ラインアップを充実しながら製造し続けられているスマートだが、フォーフォーは約8年ぶりの登場である。

今回のスマートの最大の特徴は、エンジンをリヤに搭載するRRレイアウトを採用したこと。エンジンをリヤに搭載することで、フロントタイヤの切れ角が増えたので、ホイールベースが2494mmと長くても最小回転半径は4.1mと非常に小回りが効く。試乗会場でもこの回転半径の小ささは十分に体験でき、都内の狭い道でも使いやすいことは確実だと感じた。

スマートフォーフォーに搭載されるエンジンは1リットル(999cc)で最高出力は71馬力。ミッションは6速のデュアルクラッチ方式が組み合わされる。走り出しから加速感がしっかりとしていて、グングン前に進んで行くのが気持ちいい。デュアルクラッチのおかげでギヤのつながりもスムーズでショックがない。

なによりも一変したのが乗り心地。これまでのスマートはシティコミューターの域を抜け出せない感があったが、新型は隣町はもちろん、隣県やその先だって十分にドライブ可能。買ったらETCを装着しなければもったいないクルマになった。4人で長距離ドライブは後席乗員がちょっと辛いかも知れないが、2人で後席とラゲッジルームに荷物をたくさん積んでのドライブなら、なんなくこなすだろう。

残念なのが排気量が999ccと1リットル切りで自動車税のクラスが抑えられているのに対し、車両重量は1005kgとわずかな重量でクラスがあがってしまっていること。ここをどうにか減らせばよりスマートなクルマになること間違いなしだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。
《諸星陽一》

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