フィアット欧州販売18.3%増、Aセグで27.5%のトップシェア…11月

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イタリアの自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は12月15日、11月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は6万8476台。前年同月比は18.3%増と、15か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比19.7%増の5万1327台と、11か月連続で増加。『500』シリーズと『パンダ』が、引き続き販売を牽引。フィアットブランドが11月、欧州Aセグメントにおいて、35か月連続で市場シェア1位となる27.5%を確保した。1-11月実績は、『500L』が7万7600台。SUVの『500X』も、6万6000台以上と好調。

また、ランチア/クライスラーは、前年同月比13.1%減の4512台と、9か月連続で減少。アルファロメオは4564台を販売。前年同月比は6.3%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。

ジープブランドは、前年同月比50.2%増の7515台と、23か月連続の前年超え。これは新型コンパクトSUV、『レネゲード』投入の効果が大きい。

国別の販売実績では、地元イタリアとスペインが好調。11月実績の前年同期比は、イタリアが26%増、スペインが37.3%増。フランスも17.1%増、ドイツも9.2%増と伸びた。

また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは11月、欧州で合計527台を売り上げている。

《森脇稔》

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