京急電鉄の新1000形、再び「伝統」の色に…来年3月から1800番台が運行開始

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京急が来年3月に導入する新1000形1800番台のイメージ。編成先頭部は中央に貫通扉を設けたデザインに大きく変更される。
  • 京急が来年3月に導入する新1000形1800番台のイメージ。編成先頭部は中央に貫通扉を設けたデザインに大きく変更される。
  • 2007年から導入されている車両は一部無塗装としたステンレス車体(下)だが、1800番台は赤白のフィルムで全体を装飾(上)。従来のアルミ車のイメージに近づける。
  • 新1000形の初期の車両はアルミ製で、車体全体が「伝統」の赤白2色で塗装されている。
  • 2007年以降の新1000形は車体が京急初のステンレス製に。一部は無塗装になった。
京浜急行電鉄は12月22日、車両のデザインを変更した新1000形電車を導入すると発表した。車両番号は1800番台で、2016年3月から8両(4両編成2本)が運行を開始する。

新1000形は、2002年から導入が続く8両編成の電車。北総線~京成線~都営浅草線~京急線の直通運転に対応しており、先頭部の向かって左側には、地下鉄線内での災害発生時に使用する非常用ドアが設置されている。当初はアルミ車体で、全体に赤白2色の塗装を施していたが、2007年以降の増備車は車体をステンレス製に変更。側面は窓回りを中心に無塗装(シルバー)となり、それ以外の部分はカラーフィルムを使っている。

発表によると、1800番台は従来の8両編成から4両編成に変更し、4両編成を2本つないだ8両編成でも運用できるようにする。これにより「普通から快特、都営浅草線直通列車まで、京急線全線においてフレキシブルな運用に対応」できるという。一方、地下鉄線内では火災対策のため、乗客が車両間を移動できるようにする必要があることから、編成先頭部は中央に貫通扉を設けたデザインに変更される。4両編成2本を連結した時も、貫通扉を使って編成間を移動できる。構造としては、1960年から2011年まで運用された旧1000形電車に近くなる。

車体は2007年以降の車両と同じステンレス製だが、側面は幅の広い赤と白のフィルムで全体を装飾する。これによりシルバーの部分が大幅に減り、新1000形のアルミ車に近い外観になる。「お客様にとって京急といえば、『伝統の赤と白』のイメージが強い」(広報部)として、従来の塗装の「復活」に踏み切ったという。車両の長さやドアの数、座席、バリアフリー設備、LED照明など、基本的な仕様は従来の新1000形と同じだ。

2016年3月に導入されるのは、1801~1804編成と1805~1808編成の4両編成2本。その後の増備計画は未定となっている。
《草町義和》

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