東武鉄道と台湾鉄路管理局は12月18日、台北駅で友好鉄道協定を締結。台湾の樹林駅と浅草駅で記念式典が行なわれ、両者共通デザインの記念エンブレムを掲出した特急列車「きぬ123号」「普悠馬232号」が浅草駅・樹林駅を出発していった(写真15枚)。
浅草駅3・4番ホームでは、ステーションコンシェルジュによる台湾旅行パンフレットの配布や、東武スカイツリーライン営業支社長・今度祥一氏のスピーチなどが行われ、セレモニーを撮影しようと集まったファンらでにぎわった。
同社の今度支社長は、今回の締結について「国境を越えて2つの特急が同時に発車するこの瞬間を、皆様といっしょに迎えられることを嬉しく感じている。さらに、この共通デザイン台紙の記念乗車券の発売や、相互乗車券交流サービスの、2つの乗車券交流を実施していくので、ぜひ両国の人たちに楽しんでいただければ」とコメント。
台湾鉄路管理局局長の周永暉氏からもメッセージが届き、「日本と台湾には、東京スカイツリーと台北101という、世界でも有名なランドマークがある。このような共通点のある日本と台湾、東武鉄道と台湾鉄路で共通デザインの記念エンブレムを掲出した列車の出発式を実施できることをうれしく思う」と伝えた。
東武100系スペーシアと台湾鉄路TEMU2000形につく記念エンブレム「友好鉄道協定締結記念 東武鉄道×台湾鉄路」は、2016年3月末まで掲出予定。