JR北海道、旭川~新千歳空港間の直通運行を廃止…来年3月ダイヤ改正

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快速『エアポート』~特急『スーパーカムイ』による新千歳空港方面と旭川方面の直通運行がダイヤ改正を機に廃止される。写真は直通列車で使われている789系特急形電車(1000番台)。
  • 快速『エアポート』~特急『スーパーカムイ』による新千歳空港方面と旭川方面の直通運行がダイヤ改正を機に廃止される。写真は直通列車で使われている789系特急形電車(1000番台)。
  • 快速『エアポート』~特急『スーパーカムイ』による新千歳空港方面と旭川方面の直通運行がダイヤ改正を機に廃止される。写真は直通列車で使われている789系特急形電車(1000番台)(左)。
  • 快速『エアポート』は旭川方面への直通運行がなくなり、すべて写真のような3ドア車に統一される。
  • 来年3月の改正で廃止される石北本線金華駅。1914年、石北本線の前身である湧別軽便線の開業を機に開業し、歴史は100年を越えるが、来年3月を機に廃止される公算が強くなっている。1日あたりの乗降人員は1人とされている。
  • キハ40系を使用するローカル普通列車は老朽化のため79本が減便される。
JR北海道は12月18日、2016年3月26日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。札幌圏では、特急『スーパーカムイ』~快速『エアポート』の直通運行が廃止となるほか、特急や普通列車の一部でダイヤの見直しが行われる。

現在、特急『スーパーカムイ』~快速『エアポート』で実施している旭川方面から新千歳空港方面への直通運行は、輸送障害による遅延の波及や運休が起こりやすいため、それぞれが札幌駅を境に単独運行となり、快速『エアポート』は全列車が733系3000番台などの3ドア車6両編成となる。同時に札幌~新千歳空港間では時刻の見直しが行われ、新千歳空港駅の発車時刻を毎時00・15・30・45分とする。

下りの一部列車で1時間29分運転となっている札幌~旭川間の『スーパーカムイ』は、『4・6・8号』を除く列車が1時間25分運転に統一されるほか、旭川8時30分発以降の発車時刻を毎時00・30分とわかりやすくする。また、『1号』は時刻を16分繰り上げて旭川着を8時00分とし、8時08分発名寄行きに接続させる。

苫小牧・室蘭方面では、室蘭~札幌間の特急『すずらん』で増発や時刻の見直しが行われる。上りでは急行『はまなす』の廃止代替として、札幌22時00分発の『12号』を増発するほか、特急『北斗4号』の時刻繰り上げに伴い『すずらん』も1~2時間程度時刻が繰り上がり、札幌駅を一番に出る『2号』は9時18分発から7時30分発となる。下りでは新千歳空港駅での始発航空便に対応して札幌7時14分着の『1号』が設定される。これにより、改正後の『すずらん』は5往復から6往復となるが、『2・5号』は室蘭~東室蘭間が廃止となり、同区間は普通列車への乗継ぎとなる。

一方、札幌圏の千歳線・札沼線(学園都市線)・函館本線では普通列車の時刻見直しや前後列車の1本化などが行われる。千歳線では快速『エアポート』の時刻見直しにより、全体で5分程度の時刻変更が行われるほか、夕通勤時間帯には前後列車の1本化や増結を、夜間帯には札幌23時34分発千歳行きを増発する。

札沼線(学園都市線)は、朝の通勤通学時間帯に増結を実施。函館本線では、朝の通勤通学時間帯に江別~札幌間で増発を実施し運行間隔の調整を行うほか、夜間帯では札幌23時40分発の江別行きを岩見沢まで延長する。札幌~手稲・小樽間では、19時台後半から21時台にかけて快速4本を各駅停車とすることで、普通列車の運行間隔を調整するほか、前後列車を1本化することで編成両数を増やす。なお、21時台に運行している札幌~手稲間の『ホームライナー』は廃止される。

このほか、キハ40系気動車で運行しているローカル普通列車は、車両の老朽化に伴い79本が減便される。対象区間と減便本数は、函館本線函館~小樽間が9本、室蘭本線長万部~岩見沢間が14本、石勝線南千歳~夕張間が8本、札沼線石狩当別~新十津川間が5本、根室本線が18本、釧網本線が8本、宗谷本線が8本、石北本線が9本。

また、ダイヤ改正を機に石勝線の十三里駅と東追分駅、根室本線の花咲駅、石北本線の上白滝・旧白滝・下白滝・金華各駅、函館本線の鷲ノ巣駅が、利用者の減少に伴い廃止される。室蘭本線の小幌駅も廃止が検討されたが、地元の豊浦町から存続のための費用や人的提供を受けられる目途がついたため、当面1年間は存続することが決まっている。今後は利用状況を見ながら1年ごとの更新を検討していくという。
《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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