東京地下鉄(東京メトロ)は12月15日、南北線の3駅で可動ステップの使用を開始すると発表した。
可動ステップは列車の到着時、ホームの床から線路側に張り出して、ホームと車両の隙間を狭くする装置。東京メトロは転落事故や接触事故の防止策として、隙間が大きい場所への可動ステップの設置を進めている。
今回の発表によると、12月19日に麻布十番駅の3カ所に可動ステップを設置する。続いて2016年1月下旬頃、王子駅の2カ所に設置。2016年2月下旬頃には東大前駅の2カ所にも設置する予定だ。
南北線の駅に可動ステップが設置されるのは今回が初めて。これにより、全線の22駅・200カ所に可動ステップが設けられる。東京メトロは引き続き、銀座線や千代田線、日比谷線でホームドアと可動ステップの設置を推進していくとしている。