ボルボ・カー・ジャパンは、『V40』にクリーンディーゼルとRデザインを組み合わせた『V40 D4 Rデザイン』を200台限定で発売する。価格は459万円。V40 D4にRデザインを組み合わせは初めての試みである。
ボルボ・カー・ジャパンの2015年を振り返ると、新型車やフルモデルチェンジの投入はなかったが、「歴史上例のない、パワートレインの大刷新を行った」と話すのは、同社マーケティング部プロダクトグループプロダクトスペシャリストの岡田勝也さん。「とりわけクリーンディーゼル導入が、今年の核であった」という。
具体的には、7月にクリーンディーゼル5車種を一気に投入。9月にはクリーンディーゼル用のポールスターパフォーマンスパッケージを設定。その後10月には6車種目のクリーンディーゼルモデルとしてボルボ『V60クロスカントリー D4』を発表した。そして今回「V40 D4 Rデザイン」を投入する。
「販売店でのクリーンディーゼル人気は、我々の予想を上回る」と岡田さん。7月から直近までの累計は、「『V40』、『S60』、『V60』では、おおよそ50%前後がディーゼル。『V40クロスカントリー』、『XC60』では70%前後がディーゼルとなっている」と話す。この傾向を岡田さんは、「当初から予想していたことだが、SUV系のモデルのほうがクリーンディーゼルの親和性がより高い結果だ」と述べる。
Rデザインは、「ボルボのスポーティなスペシャリティモデルとして位置付けられている」と岡田さん。V40 D4 Rデザインにも内外装に専用装備が与えられており、外装では、「フロントのLEDランプが横一文字から縦型となると同時に彫りの深い造形になっている」。そのほか、フロントグリルの周りのクローム部分がシルクメタル仕上げ、グリルメッシュは光沢のあるハイグロス仕上げになっている。
リアセクションでは、専用デザインのディフューザーが備えられ、90mm径のエンドパイプが配される。サイドセクションでも、ウインドウフレームがシルクメタル仕上げで、ドアミラーも同様だ。ホイールも18インチの専用デザインIxion IIで、そこにスポーツサスペンションが組み合わされ、走りの面でもスポーティさが強調されたモデルとなっている。