小惑星探査機「はやぶさ2」が地球スイングバイ…結果は12月10日前後に

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「はやぶさ2」
  • 「はやぶさ2」
  • スイングバイの概念図

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、小惑星探査機「はやぶさ2」が12月3日の夕方から夜にかけて地球スイングバイを実施したと発表した。

「はやぶさ2」は同日19時08分(日本時間)に地球に最接近、ハワイ諸島付近の太平洋上空約3090kmを通過した。

NASA(米航空宇宙局)深宇宙ネットワーク局の支援を受けた探査機運用により、最接近後の探査機の状態は正常であることを確認したとしている。

「はやぶさ2」は2014年12月3日に打ち上げられ、その後1年間は地球の軌道と似た軌道に沿って、太陽の周りを公転して、2015年12月3日に、地球に接近、地球の引力を利用して軌道を小惑星Ryuguへと変更する。

現在、はやぶさ2プロジェクトチームでは、地球スイングバイ後の「はやぶさ2」の軌道の計測と計算している。「はやぶさ2」が目標とする軌道に入れたかどうかの確認には1週間程度かかる見込み。

《レスポンス編集部》

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