日産自動車は11月19日、米国ミシシッピ州のキャントン工場において、『タイタン XD』の生産を開始した。
タイタンXDは2015年1月、デトロイトモーターショー15で初公開。初代『タイタン』は、日産初のフルサイズピックアップトラックとして、2003年に米国市場へ投入。現地では、フォード『Fシリーズ』やGMのシボレー『シルバラード』、クライスラーグループの『ラム』、トヨタ『タンドラ』などと競合してきた。
デビューから10年以上が経過して、日産はタイタンのフルモデルチェンジを実施。2代目は、新たにタイタン XDを名乗る。タイタン XDは、デザインはカリフォルニア州、開発はミシガン州、パワートレインの生産はテネシー州で実施。「メイド・イン・アメリカ」であることがアピールされる。
ディーゼルエンジンは、カミンズ製を搭載。5.0リットルV型8気筒ターボディーゼルは、最大出力310hp、最大トルク76.7kgmを発生する。米国のピックアップトラックで重視される最大牽引能力は、5443kg以上を確保した。
11月19日、米国ミシシッピ州キャントン工場から、タイタン XDの量産第一号車がラインオフ。2015年内の米国発売に備える。日産自動車の北米事業を統括するホセ・ムニョス副社長は、「タイタン XDに関わる全ての人に、感謝の意を表明したい」とコメントしている。