フランスに本社を置くタイヤ製造大手のミシュランは10月29日、2015年第3四半期(7-9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、第3四半期のグループ全体の売上高は、53億0900万ユーロ(約7060億円)。前年同期の48億8500万ユーロに対して、8.7%の増収となった。
このうち、主力の乗用車・ライトトラック用タイヤの売上高は、29億7800万ユーロ(約3960億円)。前年同期の25億9200万ユーロに対して、14.9%増と2桁増を達成する。
乗用車やSUVなどのライトトラック用タイヤの販売は、引き続き市場平均を上回るペースで伸びた。トラック用タイヤも、若干の伸びを示した。
ミシュランは、「第4四半期(10-12月)にかけて、タイヤ市場は1月以降見られたトレンドに沿って展開すると予想。通年では、営業利益率は乗用車・ライトトラック用タイヤ事業では前年を上回る見込み」と説明している。