KYBは、スーパースポーツ向けの倒立フロントフォーク「エア-オイル・セパレート・システムII」(AOSII)を開発し、川崎重工業の『Ninja H2/H2R』に採用されたと発表した。
開発・生産するのはKYBの子会社KYBモーターサイクルサスペンション。
AOSIIは、減衰力発生部に新開発の分離加圧カートリッジを採用した。フロントフォーク内部の空気と減衰力発生部のオイルを分離、フリーピストンでカートリッジ内部を加圧することで、高い減衰力応答性を実現した。
フロントフォークの作動に伴って軸受部へ強制的に油を供給する構造を採用、作動フリクションを低減する。減衰力調整、スプリングプリロード調整機能をフロントフォーク上部のトップキャップへ集約することで、ユーザーの操作性向上を図った。