国土交通省は、多様化する利用者ニーズに対応して、地域の実情に応じた柔軟なタクシー運賃を設定できるようにするための検討を開始すると発表した。
国土交通省では、2015年1月に「新しいタクシーのあり方検討会」を設置し、3回にわたって議論、8月に「中間とりまとめ」が策定された。
「中間とりまとめ」で、タクシー運賃制度については、多様化する利用者ニーズを踏まえ、地域の実情に応じた柔軟な運賃設定を可能とするなどの検討を進めるべきとされた。
これを受けて、「運賃制度に関するワーキンググループ」を設置して検討を開始する。1回目の会合を10月23日に開催し、初乗り距離短縮運賃実証実験に向けた検討などを行う。