イタリアの自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は10月16日、9月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は7万9706台。前年同月比は15.6%増と、13か月連続で前年実績を上回った。
ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比15%増の6万0585台と、9か月連続で増加。『500』シリーズと『パンダ』が、引き続き販売を牽引。フィアットブランドが9月、欧州Aセグメントにおいて、33か月連続で市場シェア1位を確保した。1-9月実績は、『500L』が6万6300台。SUVの『500X』も、5万台以上と好調。
また、ランチア/クライスラーは、前年同月比30.3%減の4711台と、7か月連続で減少。アルファロメオは5001台を販売。前年同月比は2.4%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。
ジープブランドは、前年同月比132.5%増の8546台と、21か月連続の前年超え。これは新型コンパクトSUV、『レネゲード』投入の効果が大きい。
国別の販売実績では、地元イタリアとスペインが好調。9月実績の前年同期比は、イタリアが20.4%増、スペインが26.6%増。フランスも17%増、ドイツも4.5%増と伸びた。
また、高級スポーツカーのフェラーリとマセラティは9月、欧州で合計687台を売り上げている。