ホンダは10月19日、マーシャル諸島にて共和国政府と共同で、電気自動車『フィットEV』と太陽光発電に対応したAC普通充電器「ホンダ パワーチャージャー」を導入した社会実証実験を開始すると発表した。
現地時間の19日午前11時より、マーシャル諸島共和国政府庁舎前にて、クリストファー・ロヤック大統領と光岡英行在マーシャル諸島共和国日本国大使館特命全権大使、ホンダ 池史彦会長の出席のもと、オープニングセレモニーを行った。
マーシャル諸島は、ほかの多くの太平洋島しょ国と同様、エネルギーをほぼ輸入に頼り、調達の自前化や輸送費用を含めたコストの軽減が課題となっている。また、海面上昇の影響を受けやすいことから、CO2排出量の低減による地球温暖化対策にも注力する必要がある。
今回の実験では、フィットEVとホンダ パワーチャージャーを導入することで、マーシャル諸島における電動化モビリティの普及および充電関連インフラの整備の可能性を検証し、同国のエネルギー自給などの課題解決につなげることを目的としている。