埼玉県こども動物自然公園で10月10日、カピバラの赤ちゃんが誕生した。生まれた5頭のうち、1頭は残念ながら12日に死亡してしまったが、4頭はすくすく育っており、1~2週間ほどで一般公開される予定となっている。
母親は、同園生まれのコマリ(7歳)。8度目となる今回は、急きょ出産となったため、一般来園者が立ち会ったが、ベテランらしく周囲を警戒することもなく堂々と出産したという。父親は、長崎バイオパーク生まれの彦馬(8歳)。
同園によると、カピバラの赤ちゃんは親のミニチュア状態で生まれ、翌日には自力での採食も始まる。赤ちゃんの性別は不明。5頭のうち、1頭は12日に死亡したが、残りの4頭は1~2週間ぐらいで放飼場の家族と一緒に一般公開される予定。ただし、日中は母親と赤ちゃんを部屋に収容しているため、赤ちゃんが見られないこともあるという。
カピバラは、南アメリカの水辺(川のそば)に生息する。体長は約105~135センチ。体重は35~65キロ。同園では、赤ちゃんを含め、現在12頭のカピバラを飼育している。