日本でも10月24日から販売が開始されるフィアット『500X』のインテリアは、『500』と比較し、より3次元的な形状を強めているという。
その理由について、FCA Italy:EMEA デザイン部門ヘッドのロベルト・ジョリート氏は、「技術力を伝えるための形状変更だ」と述べる。更に、「見た目にも触った感触にも高い価値観を感じさせるよう、表面素材や仕上げのクオリティがとても高くなっている」という。
しかし、これまでの特徴であるセンターにある3つのボタンは残された。ジョリート氏はその理由を「このボタンは大切だ。これらは、ダッシュボードの上の小さな宝石のようでもあり、乗ったらすぐに、必要な情報を与えてくれるボタンでもある」と述べる。
500と比較し確実に増えたのが収納だ。助手席前には2つの物入れが配され、また、ドアには「“ペリカンのくちばし”と呼ばれるポケットを設置した」。そして、「日常持ち歩く品物もそれぞれに居場所を見つけることが出来た」と説明。
また、シートはサイドサポートが十分張り出したことから、カーブ時の安定性が改善された。「これは全く新しいシートだが、ヘッドレストは丸くて肩のあたる部分には500のロゴが入っている」。そして、フロントシートの間、センター部分にはシートとの一体感を持たせた。「これによってUSBのコンセントやハンドブレーキ、携帯電話置き場にも手を伸ばしやすくなっている」とした。