FCAジャパンは、フィアット『500X』を発表した。このクルマは単なる『500』のバリエーション追加ではないという。
そう話すのは、FCAジャパン社長のポンタス・ヘグストロム氏だ。現在500には、ハッチバックとコンバーチブルがある。そこに「500Xが加わることで新たなファミリーが出来上がる」と述べる。
500のファミリーであることはデザインを見ても明らかで、「全く同じキャラクターラインを持っており、フロントフェイスはとても似ているでしょう」とヘグストロム氏。
フィアット500は日本市場に広く受け入れられ、2008年の導入開始時には、2502台を販売。以降、着実に台数を伸ばし、昨年は4650台と「時が経っても衰えない魅力のあるクルマだ」とコメント。そして、ヘグストロム社長は、「そこに投入する500Xは、日本におけるフィアットブランドの新しい歴史を開くクルマだ。この500Xが500と同様、日本のユーザーと深い心の絆を作ることができると思う」と期待を膨らませた。
この500Xは、設計、生産ともイタリアで行われる。今回グローバルモデルに位置付けられていることもあり、「エンジニアリングに250万時間、ロードテストは50万kmにも及んでいる」とし、その完成度に自信を見せた。