太田昭宏国土交通相は10月2日の閣議後会見で、高速道路の料金について「我が国の道路は無料開放が原則だ」と述べ、債務の返済後は無料開放するとの考えを改めて示した。
高速道路料金については、道路の修繕費を捻出するため、2050年の償還期限を2065年に15年延長して料金徴収を続けることが決まっているが、その償還満了後も維持管理のために永久有料化すべきとの意見もある。
永久有料制について太田国交相は「利用者をはじめ広く理解を得られるかという課題もあり、極めて慎重な検討が必要だ」と述べ、否定的な見解を示した。