メルセデス・ベンツ日本から10月1日より発売される、クリーンディーゼルの『C220d』によって、Cクラスの販売台数を3割から4割増を目標にしているという。
同社営業企画部商品企画1課マネージャーの木下潤一氏は、C220dのユーザー層について、「ディーゼルだから若い層だとか、高年齢だということは考えておらず、まずは、Cクラスにディーゼルはないのかという要望を受けてきたので、そういったユーザーを中心に、購入してもらいたいと思っている」とコメント。
更にこれまではCクラスにディーゼルがなかったことから、「ショッピングリストに乗ることがなく、ほかのブランドに行ってしまっているユーザーがいるとしたら、そういった方もぜひ乗ってもらいたい」と話す。つまり、「Cクラス(のバリエーション)なので、特にこういった年齢とか、こういった顧客層ということはなく、普通のサラリーマンの方から会社経営者、男女、老若男女問わず全方向に向くようなクルマに仕上がっている」とした。
移行元としては、他ブランドはもとより、自社内もかなりの期待値があるという。「最近当社は、コンパクトカーから新しくメルセデスにジョインしてもらったユーザーがたくさんいるので、そのユーザーの次のステップも考えられる。また、先代、あるいは現行Cクラスガソリンモデルユーザーもあるだろう」と予測。更に、「あまり多くはないかもしれない」としながらも、「現行Cクラスは若干ボディサイズが大きくなったので、『Eクラス』からの移行ユーザーもあるだろう」と述べる。
そして、ディーゼルが導入されたことでCクラス全体として、「3割から4割程度は増えるだろう」とし、「ガソリンのバリエーションが多いので、当然ディーゼルよりもガソリン比率の方が高くなるとは思うが、ディーゼルが相当強力な武器になる。我々はとても強い期待をもってこのクルマを導入している」と語った。