欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは9月18日、2015年1-8月の商用車(LCV=軽商用車)の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は28万5000台。前年同期比は0.8%減だった。
市場別実績では、西欧が信用不安を抜け出し、前年同期比0.5%増の18万9000台と回復傾向。しかし、地元ドイツは、5.1%減の7万2500台と後退する。フォルクスワーゲンによると、『キャディ』と『Tシリーズ』のモデルチェンジの影響を受けたという。
また、東欧は1万9000台にとどまり、前年同期比は23.6%減。南米も、8.3%減の2万4300台と落ち込む。中東は2万3150台を売り上げ、前年同期比は45.4%の大幅増。
車種別では、Tシリーズの『T5』が、前年同期比4.6%増の11万2600台。キャディは5%減の9万2200台だった。『アマロック』は3.4%減の4万8800台。『クラフター』は2.8%増の3万1200台。
2014年のフォルクスワーゲン商用車の世界販売台数は44万4900台。前年比は2%増だった。