日立建機は、新型ホイールローダ「ZW-5」シリーズに「ZW30-5B」を設定して10月1日から発売すると発表した。
ZW30-5Bは、国土交通省排出ガス対策型建設機械3次基準(指定申請中)に適合したミニホイールローダで、従来機の操作性、安全性を踏襲しながらも、作業性能、オペレータの快適性など、ホイールローダに求められる点を改良した。
パワートレインには実績のあるハイドロ・スタティック・トランスミッションシステムを採用し、アクセルワークひとつで車両の速度を制御することが可能。乗降口の左右には、グラブハンドルと大型ステップを装備し、乗降性の向上を図った。キャノピ仕様のほか、安全性の高いROPS/FOPSキャブをオプションで設定する。
また、大きなごみが浮遊している作業環境向けに、ラジエータダストスクリーンをオプションで設定する。盗難を抑制するNSキーを標準装備するとともに、盗難抑止効果の高い電子キーロックをオプションで設定する。畜産用バケット、亜鉛メッキバケット、各種除雪プラウ、フォークなど、利用条件に応じたアタッチメントも用意する。
フルオープンボンネットの採用でメンテナンス性の向上も図った。
販売目標は、国内向けに合計で年間1500台を見込む。価格は545万円。