ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、ジャガー『XF』をフルモデルチェンジし、9月25日より受注を開始した。
新型XFは、ボディの75%にアルミニウムを使用した軽量モノコック車体構造を採用し、最大190kgの軽量化を達成したほか、足回りの改善で、ねじり剛性を最大28%向上。さらに前後重量配分を理想的な50:50とすることで、快適な乗り心地とハンドリングも実現している。
さらに、ボディ全長を4965mmと10mm短く、車高を5mm低い1455mmとしながら、ホイールベースを50mm長い2960mmとすることで、後部座席のレッグルームを15mm、ニールームを24mm、ヘッドルームを27mm拡大。広々とした室内空間を確保している。
パワーユニットは最高出力240psを発生する2リットル直4ターボ、340psまたは380psを発生する3リットルV6スーパーチャージャーのガソリンエンジン搭載モデル5機種に加えて、新開発の2リットル直4ディーゼルターボエンジン搭載モデルを2機種用意。最高出力は180psを発生する。なお、トランスミッションはすべて8速ATとの組み合わせとなる。
エクステリアは、ジャガー初となるアダプティブ・フルLEDヘッドライトを採用したほか、フロントオーバーハングを短くしてダイナミックでクーペを彷彿とさせるデザインを強調し、フロントバンパーに開口部を設けたことで空力効率も向上させている。
インテリアは、新開発の10.2インチ静電式タッチスクリーンのインフォテインメントシステム「InControl Touch Pro」に加え、デジタルメーター類だけでなく、ドライバー専用のフルスクリーンナビゲーションディスプレイとしても活用できる12.3インチTFTインストルメントクラスターも装備する。
また、電動パワーステアリングをはじめ、滑りやすい路面でもステアリング操作のみで低速の一定速度で走行できるオール・サーフェイス・プログレス・コントロール(ASPC)、車間距離を維持しながら走行するアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)など、ドライバー支援システムを標準装備する。
価格は598万円から1105万円。