イタリアのフィアット傘下のランチアは9月9日、改良新型『イプシロン』の概要を明らかにした。実車は9月15日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー15で初公開される。
初代イプシロンは、『Y』のネーミングで1995年に登場。小型車でありながら、約100色もの内外装色を自由に組み合わせられる点が人気を呼び、欧州で支持された。
2002年、2代目イプシロンがデビュー。初代と同様に「小さな高級車」というコンセプトを掲げて、人気を集める。2011年春、ジュネーブモーターショー11で発表されたのが、現行の3代目イプシロン。従来の3ドアハッチバックボディから、実用的な5ドアハッチバックに変更。日本市場には、クライスラーブランド車として導入されている。
フランクフルトモーターショー15では、このイプシロンの改良新型モデルが初公開される。外観は、フロントグリルやフロントバンパーのデザインを変更し、表情を一新。バンパーには、新デザインのフォグランプを組み込む。
室内では、ダッシュボードのデザインを変更。各種素材も見直され、質感を引き上げる。シフトレバーやセンターコンソールも新デザイン。グローブボックスの容量を3リットル増やすなど、使い勝手を向上させている。