インドの乗用車市場で、最も高いシェアを握るスズキの子会社、マルチスズキは9月1日、『シアズ』の「スマート ハイブリッド」をインド国内で発売した。
マルチスズキは2014年2月、デリーモーターショー14において、コンセプトカーのシアズをインド初公開。シアズは2013年4月、上海モーターショー13において、『オーセンティックス』の名前でワールドプレミア。デリーモーターショー14では、シアズに車名を改め、インド初公開を果たした。
2014年9月には、このシアズをインド市場に投入。コンセプトカーに対して、バンパーやヘッドライトなど、細部のデザインを変更。インドでは、ミッドサイズのプレミアムセダンとして販売を開始した。
今回、シアズのインド発売から1年を経て、マルチスズキは、スマート ハイブリッドを追加。スズキのスマート ハイブリッド(SHVS)は、いわゆるマイルドハイブリッドシステム。
シアズの場合、1.3リットルのターボディーゼルエンジンが、最大出力90ps、最大トルク20.4kgmを発生。ブレーキエネルギー回生システムやアイドリングストップ、シフトアップインジケーターなどが装備され、インドでの燃費は28.09km/リットルを実現した。マルチスズキは「インド市場のディーゼル車で、最高燃費」と説明している。