アメリカおよびヨーロッパ向けモデルでは、排気量1689ccの「ツインカム103B」エンジンが日本より先行し搭載されていた『ソフテイル』ファミリー。
日本のファンは、ソフテイルファミリーにこのエンジンが積まれることを心待ちにしていたが、2016年モデルでついにそれが実現される。
15年モデルまでのソフテイルモデルは、排気量1584ccの「ツインカム96B」を搭載。105ccの差はハイスピードレンジで感じられるものだった。
待望の「ツインカム103B」は、95.3×111.1mmだったボア×ストロークを98.4×111.1mmに拡大している。
不快な振動を打ち消すカウンターバランサーの内蔵、フレームへのエンジン・リジッドマウント、リアショックを車体下に隠すソフテイルならではの車体構成は踏襲。
ソフテイルスリム、ファットボーイローに設定された『Sシリーズ』にのみ、さらにスケールアップした1801ccエンジン「ツインカム110B」(ボア×ストローク=101.6×111.1mm)が搭載される。