【シトロエン C4 改良新型】販売目標は年400台「まずは検討される1台に」

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シトロエン C4
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マイナーチェンジしたシトロエン『C4』は、これまでの上級グレードのみの1グレードから、ベースグレードと上級グレードの2グレードでの導入となる。エントリーグレードのセダクションの価格は276万円だ。

マイナーチェンジ前のエクスクルーシブは287万円で、同じパワートレインを搭載しているプジョー『308』は284万6000円だ。プジョー・シトロエン・ジャポン広報部シトロエンPRマネジャーの村田佳代さんは、「旧型や競合車を含めて、競争力のある価格になっている」とそ設定に自信を見せる。

上級グレードはセダクションアップグレードと呼ばれ、20万円プラスである。村田さんは、「こちらが販売の主力となり、8割方このアップグレードパッケージを販売していく予定だ」と述べる。

その装備で特徴的なのは、「シトロエンの十八番ともいうべきパノラミックガラスルーフを採用。1.3平方メートルという巨大なガラス面積は、開放的で快適な室内空間を作り出しており、電動のブラインドも装備される」と村田さん。

その他、スマートキーシステムや、新しいデザインの17インチアロイホイール、死角にクルマが入った時にドアミラーにオレンジの警告灯が点滅して知らせるブラインドスポットモニターが装備される。また、バックソナーに加えフロントソナーも装着される。

このC4の年内販売台数は「250台程を見込み、来年通年は400台。これは日本のシトロエンブランド全体の約10%を占める割合となる」という。

このC4が属するCセグメントは輸入車全体の38%を占める最も大きなマーケットだ。村田さんは、「C4をこの市場に投入することで、大きな期待を寄せている」とコメント。

「今回はPSA最新のダウンサイジングターボに、待望のATを搭載。そこにプラスしてシトロエンの乗り心地が加えられた結果、同じパワートレインを積んでいるプジョー308とはまた違う乗り心地を実現している」とし、「308や『ゴルフ』が一番の競合となるが、まずはC4がこれら競合車と同じショッピングリストに入り、検討される1台になることが最初の目標だ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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