【アウディ TT 新型発売】エレガントな2代目から、力強さ・速さ表現した3代目へ

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フルモデルチェンジしたアウディ『TT』のエクステリアデザインは、水平方向の力を意識したデザインになっているという。

アウディAGデザイナーのダニー・ガーランド氏によると、「初代TTのデザインは、円をベースにした。この円こそが、すべての出発点だ」と振り返る。そして、第二世代では「“ウェーブ”のモチーフを盛り込んだ」という。つまり、それぞれの円が融合して(ウェーブになって)いくという解釈を二代目TTのデザインに付与したのだ。

そして、最新のTTのデザインは、「より速さを感じさせるデザインにしようとした」という。具体的には、「シャープな面を鋭く交差させることに注力した」と説明する。

ガーランド氏は、初代TTのデザインを第二世代と比較すると、「より水平方向の力が強調されたデザインで、第二世代はどちらかというと縦方向の力が強調されており、とても柔らかくエレガントなデザインだ」と述べる。

そして、新型TTのデザインは、「水平方向の力を意識したデザインに立ち返り、その力強さを表現できるものとした」と話す。例えばヘッドライト上端のラインがグリル上部を通りもう片方のヘッドライトへつながるラインや、ヘッドライト下端からグリル中央を通るライン。そして、エアインテーク下端からフロントグリル下端を通るラインなどで水平方向の力を強調している。

また、ショルダーライン(サイドグラスエリア下方の面)は、「丸みを帯びないシャープな面で構成されることにより、スピード感を生み出した」とし、「面構成で、緊張感を生み出すためにとても気を遣ってデザインを行った」とガーランド氏。

ショルダーラインに沿ったキャラクターラインは、「繊細な線で陰影を作った。上の面は沢山の光を受け鮮やかに光り、下の面は、まっすぐに地面に向かい、ここでも力強さを生み出しているのだ」とその特徴を語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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