ダイハツは、2015年8月20日に開幕した「ガイキンド インドネシア国際オートショー(GIIAS)」で、2台のコンセプトカーと4台の日本の軽自動車、1台のマイナーチェンジした人気モデルを発表した。
2台のコンセプトカーはミッドサイズのSUVである『FTコンセプト』と、クロスオーバーの『FXコンセプト』だ。「FTコンセプト」は、1.5リットル・エンジンを搭載する3列シートの7人乗りのSUV。駆動方式はFRとなる。「FXコンセプト」は、1.2リットル・エンジン搭載の5人乗り。こちらもFR。観音開きのドアが特徴的だ。
4台の軽自動車は、『ミラココア』『ムーヴ』『ウエイク』『ハイジェット』という日本で販売されているモデルそのもの。日本から駆けつけた三井正則社長が「我々は常にインドネシアのニーズを調べている」という通り、市場が日本車をどう見るのかを確認するための展示だろう。
そして、最後の1台はマイナーチェンジした新型『セニア(XENIA)』だ。「セニア(XENIA)」はトヨタとダイハツが共同開発したインドネシア専用の7人乗り3列シートの多目的乗用車。2004年の発売以来、インドネシアで大ヒットを記録している。トヨタ・バージョンは『アバンザ』となる。
今回のマイナーチェンジでは、エクステリアとインテリアの変更にとどまらずに、1.3リットルの新型エンジンも投入。燃費性能は約16パーセント向上している。またプラットフォームの改良もあり、騒音・振動を低減、操縦安定性と乗り心地も改善された。