【トヨタ シエンタ ハイブリッド 試乗】まさにジャパンオリジナルのハンドリング…諸星陽一

試乗記 国産車
トヨタ シエンタ ハイブリッドG
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トヨタの5ナンバー・3列シーター、『シエンタ』が12年ぶりのフルモデルチェンジを受けた。

試乗を行ったのはハイブリッドの7名定員モデル。運転席に乗って、走り出すと久しぶりに感じる日本車的なゆるい乗り心地にびっくりさせられる。そういえば15年前、20年前のトヨタ車はこんなゆるい乗り味だった。

最初の印象はそうしたゆるさだけなのだが、少し走らせると単なるゆるさではなく、正確なハンドリングを伴ったゆるさであることがわかってくる。昔のハンドリングは、目標に向かってステアリングを切っても、そのあとに修正舵が必要なことが多かったが、このシエンタのハンドリングは違う。世界的にみてもこのような味付けはなく、まさにジャパンオリジナルのハンドリングと言っていい。

シエンタハイブリッドのパワーユニットは1.5リットルエンジンにモーターを組み合わせたもので、システム出力としては100馬力を得ている。モーターでの発進はスムーズで力強い、エンジンが始動したときもショックもなく、スムーズに走る。

びっくりするのは2列目に乗ったとき。運転席ではちょっとブワブワとした印象であった乗り心地はこの席では快適そのものなのだ。シエンタの乗り心地はまさに後席のために作られたもの。これこそ、まさに家族のためのクルマがシエンタだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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