【トヨタ 86 スタイルCb 試乗】ファニーなスタイルに似合わない本格スポーツ…諸星陽一

試乗記 国産車
トヨタ 86 スタイルCb
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トヨタ『86』のカスタマイズモデルとして設定された「スタイルCb」に試乗する機会を得た。

最大の特徴はそのスタイリングだ。丸みを帯びたヘッドライトやメッキのバンパー風パーツなど、少しクラシカルでファニーな雰囲気にあふれている。スタイリング的にはジャガー『Eタイプ』っぽい感じも漂う。

赤いステッチが施されたステアリング、シフトノブ、パーキングブレーキレバーなどがこの86が特別な存在であることを示している。ステアリングのタッチがノーマルよりもしっくり感じるのは、ステッチのざっくり感なのかも知れない。

クルマを動かし始めると、スタンダードとは異なる硬めの足を感じることができる。ショックアブソーバーは販売店オプションとして設定されているザックス製(7万5600円)に変更、ホイールもオプションのBBS製18インチ(39万9600円)となっている。また、ホイールの変更に合わせてタイヤはフロントが215/40R18、リヤが225/40R18に変更されている。

足まわりの変更によって、ハンドリングはシャープさと奥行きの深さを手に入れた。ステアリングの切り始めから高いレスポンスを発揮、ステアリングを切ればバシッとノーズが向きを変える。乗り心地は若干硬めだが、乗り心地が悪いと感じるほどではい。せっかく2ドアのクーペに乗っているのだから、これくらいの硬さはあっていい。硬いが決して動かないサスではなく、その奥行きは深い。

とても魅力のあるクルマなのだが、車両本体価格は426万3055円。試乗車はメーカーオプションとしてクリスタルホワイトパールのボディカラー、専用アッパーラッピング、メッキにガーニッシュ付きリヤスポイラーを装着。販売店オプションとして前述のショックアブソーバー&ホイールに加えてスタンダードタイプのナビとベーシックタイプのETCが装備される。全オプションを含む価格は525万0723円となってしまう…。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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