スバル(富士重工)の米国法人、スバルオブアメリカは8月3日、7月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は月販新記録の5万0517台。前年同月比は10.5%増で、44か月連続で前年実績を上回った。
牽引役を果たしたのは、2013年春にモデルチェンジした『フォレスター』。7月の記録を更新する1万5811台を販売。前年同月比は8.9%増と、引き続き好調だった。フォレスターの月販台数が1万台を超えたのは、24か月連続。
一方、主力車種の『アウトバック』(日本名:『レガシィ アウトバック』)は後退。7月は1万0863台にとどまり、前年同月比は7.7%減と、2か月連続で減少した。セダン版の『レガシィ』(日本名:『レガシィB4』)も、3.8%減の4500台と、13か月ぶりのマイナス。
2012年9月に発売された『XVクロストレック』(日本名:『インプレッサXV』)は好調。7月の新記録となる8575台を販売。前年同月比は29.9%増と、8か月連続で前年実績を上回った。
また、『WRX』シリーズも回復。7月はWRXが、『WRX STI』を含めて、3716台を販売。前年同月比は、85.3%増と、2か月連続の前年超え。また、『インプレッサ』(「WRX」を除く)は7月、6527台を販売。前年同月比は21.6%増と、5か月ぶりに前年実績を上回る。
スバルの2014年米国新車販売は、前年比21%増の51万3693台と、年間販売の新記録。2015年1‐7月は、前年同期比13.8%増の32万2935台だった。スバルオブアメリカのトーマスJ・ドール社長兼COOは、「月販新記録の達成は、喜ばしい限り」と述べている。