ホンダの岩村哲夫副社長は7月31日の決算発表会見で、2015年暦年の中国での販売計画について「上期実積ではオンラインにある。行けるだろう」との見通しを示した。
ホンダの15年の中国販売計画は前年比25%増の95万台と、高い伸びの数値を掲げている。だが、新モデル効果もあって1-6月の上期実積は46万台(30%増)と、好調な推移になっている。
牽引しているのは昨年秋から年末にかけて投入した『ヴェゼル』(広汽本田扱い)と『XR-V』(東風本田同)の兄弟SUVモデル。上期では合計の販売が9万6000台というヒットになっており、ホンダ車の年間計画達成の原動力となる勢いだ。
一方、岩村副社長は15年の中国の総市場については、前年を2%上回る2400万台レベルと想定している。6月までの3か月は連続して前年割れとなっているが「減速するものの、世界の最大市場として拡大するだろう」と見ている。