日野、第1四半期営業利益は10%増の254億円と2年ぶり増益

自動車 ビジネス 企業動向
日野自動車 梶川専務
  • 日野自動車 梶川専務
  • 日野・デュトロ
  • 日野・レンジャー

日野自動車が7月29日に発表した2016年3月期の第1四半期(4-6月期)連結決算は、国内販売の好調と円安に支えられ営業利益は前年同期比10%増の254億円となった。同期での増益は2年ぶり。

第1四半期の販売は海外がインドネシアなどの低迷で2%減の2万6500台となった一方、国内は27%増の1万1800台と高水準になった。昨年同期に顕在化していた消費税引き上げ後の反動減が解消された。グローバルでは6%増の3万8300台で、同期では過去最高となった。

純利益は23%増の176億円だった。営業利益1100億円(前期比4%増)などとしている通期の業績予想は据え置いた。会見した梶川宏専務役員は「為替の円安効果を除くと減益という厳しい結果だが、原価低減などで期首想定の最低限の利益確保はできた」と評価した。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集