【新聞ウォッチ】パナソニックの電動自転車発火の恐れ、バッテリー6万個リコール

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年7月28日付

●トラブルの交信なし、小型機事故、数十秒で墜落か(読売・1面)

●トヨタ人手求ム! 期間工特別手当10万円、正社員休日出勤要請へ(読売・8面)

●覚悟の夏、新トップ2015いすゞ自動車片山正則社長、熟練の技復活へ団結(読売・8面)

●「東南アジアで新製品」三菱自、米生産撤退を発表(読売・8面)

●次世代ETCで割引、国交省来年度から、高速道路渋滞回避で(読売・9面)

●大型バス“爆売れ”訪日外国人増・東京五輪後押し、三菱ふそう受注前年の2倍(産経・11面)

●電動自転車のバッテリー6万個交換(産経・24面)

●両陛下トヨタ工場視察(東京・28面)

●マニラの鉄道に2400億円、政府アジア整備主導、ODAで最大(日経・1面)

●ANA営業益130億円、4~6月、訪日客増、円安も寄与、7年ぶり(日経・1面)

●都心中心部4ホテル取得、星野、リゾートだけじゃない(日経・13面)

ひとくちコメント

坂道でもペダルを強くこがないでも楽に走行できる電動アシスト自転車。だが、そのバッテリーパックから突然発火して“火の車”になってしまうようでは怖くて乗ることもできない。

パナソニックが、電動自転車のバッテリーパックから発煙・発火するおそれがあるとして、バッテリーパック6万個を無料で交換するリコールを実施するという。

きょうの日経などが社会面で取り上げているが、リコールを実施するのは、2012年12月から13年4月にかけて製造された、パナソニックの電動アシスト自転車。この5月には、横浜市と兵庫県高砂市でバッテリーパックが焼けて壊れる事故が相次ぎ、原因を調査した結果、製造過程での不具合手でバッテリーの中にある電池のふたが緩んでいたため、電解液が漏れて金属の部品が溶け、発火につながったそうだ。

リコール対象の車種はパナソニックのホームページにバッテリーパックの具体的な品番を掲載されているが、対象の電動自転車は、保管中はバッテリー充電をしないほか、「バッテリーパックを自転車から外し、周りに可燃物がない安全な場所に保管してほしい」と呼びかけている。

バッテリーパックの発火事故といえば,家電製品ではソニー製バッテリーパックを搭載したノートパソコンやスマートフォン用などのリチウムイオン電池を使った携帯型充電器が突然発火するトラブルが多発しているが、今回のような電動アシスト自転車の発火事故は珍しい。

《福田俊之》

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