フォルクスワーゲン『パサート』は、新型『ゴルフ』に続き、次世代プラットフォーム“MQB”を採用。軽量化やパッケージングなど多くのメリットが享受されているという。
ボディの軽量化について、フォルクスワーゲングループジャパンマーケティング本部プロダクト・マーケティング課プロダクトマネージャーの越知竜士さんによると、「本国仕様で最大85kg軽減。日本仕様ではフルスペックとなるハイラインで30kg程の軽量化に成功している」と述べる。
また、パッケージングにおいても「理想的なものになった」と越知さん、「実車を見ると大きくなったという印象を受けるかもしれないが、全幅が10mm大きくなり、全高は少し低くなった程度でスリーサイズはほとんど変わっていない」という。
では、印象が変わった理由は何か。それはホイールベースが80mm延長されたことが大きい。この延長は室内空間の居住性やラゲッジスペースの拡大に充てられた。「こういった基本的なプロポーションの見直しが可能になったのも、フレキシビリティのあるMQBモジュールを採用したからだ」と話す。
使い勝手の良さや高い積載性は歴代パサートが高く評価されていたポイントで、新型においてもそれは変わらない。先代と比較し、新型のセダンは586リットルで21リットル拡大。ヴァリアントは650リットルで47リットル(リアシートを倒した最大積載量は1780リットル)積載量が拡大した。
更に使い勝手を向上させるために、ワンタッチでバックレストを倒せるレバーがラゲッジルームに配されたほか、ハイラインにおいては、パワーテールゲートに、バンパー下のセンサーに足をかざすことで、テールゲートが開閉する機能、イージーオープン機能を追加。積載性、機能性とも大幅に向上したことを語った。