7月16日、光岡自動車は『ビュート』の新グレード『ビュート なでしこ』を公開し、18日に発売すると発表した。
ビュートは日産『マーチ』をベースにしたクラシックなコンパクトセダン。今回、5ドアのハッチバックモデル「なでしこ」が加わることになる。
発表会では光岡章夫社長の挨拶のあと、開発担当である青木孝憲チーフデザイナーがなでしこのコンセプトを説明した。まずは小型化について触れ、「ビュートセダンの全長が約4.5mなのですが、女性やご高齢の方には大きすぎるという声が多くありました」と述べ、客の声を反映させたというそのサイズは、セダンと比べて全長が535mm、幅が15mm小さくなっているとのこと。
また、バックドアが付いたことについては「セダンはトランク自体が小さいので、開口部も小さいんですね。女性の方ですと、やはり荷物はパッと入れたい。積載量も多くなっています」という。
「なでしこ」という名前を自身で命名したという青木チーフデザイナー。この名前にした理由は、「凛として可憐でありながら、上品で芯を持った女性のようなイメージで仕上げたため」。「小さくてきびきび動く」ことをイメージしたと言いながらも「サッカーとは関係ありません」と念を押しつつ笑いを誘った。
最後に青木氏は「ハッチバックでクラシック、というのはなかなかないので、コンパクトカーの新たな選択肢になれれば」と力強く述べ、その独自性をアピールした。
カラーは標準5色とオプション30色を用意し、価格は167万4000円。