フォルクスワーゲングループジャパンは8代目となる新型『パサート』を発表した。基本的なプロポーションを見直した結果、そのデザインはひとクラス上の高級感を漂わせているという。
新型パサートは、「前後のオーバーハングを極端に切り詰めて、キャビンをなるべくクルマの後方に移すことにより、ボンネットを長く見せ、非常に伸びやかなプロポーションとなる。その結果、ひとクラス上のより高級感の漂う雰囲気をもたらしている」とは、同社マーケティング本部プロダクト・マーケティング課プロダクトマネージャーの越知竜士さんだ。
更にこの基本プロポーションの見直しだけではなく、ディテールにもこだわった。越知さんは、「チーフデザイナーによると、彫刻を意識してデザインしたといっている。更に、他のVW車と同様、意味のないプレスラインはひとつもないと言い切っている」と話す。特にサイドに流れる特徴的なキャラクターラインは、「パワフルさを表現し、また、その面に表される陰影により、より上級クラスに相応しい雰囲気を作り出すことに成功している」とコメント。
このキャラクターライン上にはドアハンドルが配された。越知さんは「この製造品質も、新型パサートのデザインに上級かつエモーショナルな雰囲気を与えている。我々はこの新型パサートのデザインをニューエモーショナルデザインと呼んでいる」と語った。