STマイクロエレクトロニクスは、独自動車メーカーが規定するLV124の最も厳しい規格「コールド・クランク仕様」に適合する業界初の車載用ハイサイド・スイッチを発表した。
新製品の「VND7050AJ12」および「VND7140AJ12」は、市場で最も低い電源電圧(3.2V)が特徴。自動車のエンジン起動時にバッテリ電圧が一時的に低下した場合でも、ダッシュボードなどの重要な装置の動作を正常に保つことができるなど、アイドリング・ストップ機能に最適。また、競合製品よりも40%の小型化を実現している。
新製品は、マルチプレクスされた電流検出診断機能を内蔵し、負荷電流を正確にフィードバック。さらに、CISPR 25規格を上回る、クラス最高のEMI(電磁放射)性能を提供し、外付けのセンサやフィルタの必要性を最小限に抑える。
両製品は現在、PowerSSO-12パッケージ(5×4mm)でサンプル出荷中。2015年7月より量産開始の予定で、VND7140AJ12の単価は1000個購入時に約0.98米ドル(約121円)。