米国の自動車大手、フォードモーターは6月末、米国において、新型フォード『マスタング』のレーシングカー、『シェルビー GT 350R-C』を発表した。
同社は1月、デトロイトモーターショー15において、『シェルビー GT 350R』を初公開。2014年11月、ロサンゼルスモーターショー14で発表された新型『シェルビー GT 350』をベースに、「R」の名前を冠した高性能なサーキット仕様車(公道走行も可能)として登場した。
今回、米国で発表されたシェルビー GT 350R-Cは、シェルビー GT 350Rのレーシングカー。「C」は、コンペティションの意味で、公道走行は不可。このシェルビー GT 350R-Cで、「2015IMSAスポーツカーチャレンジ」に参戦する。
市販モデルのシェルビー GT 350Rに対して、サスペンションを強化。スプリングレートの見直しや、専用スタビライザーの採用などを行う。室内は、レースに必要な装備以外は取り払われた。
自然吸気エンジンは、市販車から継承。排気量を5.0リットルから5.2リットルに拡大したV型8気筒ガソリンエンジンを積む。スペックは公表されていないが、市販車の場合、最大出力526hp、最大トルク59.3kgmを引き出す。