札幌市交通局は6月23日、札幌市電の西4丁目停留場(中央区)を西側に移設した。すすきの~西4丁目間を短絡する市電ループ化工事の一環として一時的に移設したもので、すすきの停留場も5月13日から一時的に移設されている。
従来の西4丁目停留場は、南1条西4丁目の4丁目交差点付近(4丁目プラザ前付近)に設置されていたが、一時移設先は、ここから約100m西に位置する南1条西5丁目の交差点となっている。
移設された停留場は、線路を挟んで南側が乗車用、北側が降車用。電車は西側に新設された渡り線の手前でいったん停車してから降車客を降ろし、乗車用の停留場へ進む。停留場内の軌道敷には在来車の停止目標である白い線が引かれており、M100形電車M101用の停止目標である白い線がその少し先に、A1200形超低床式電車の停止目標であるオレンジ色の線が一番奥に、それぞれ引かれている。
西4丁目停留場は、6月16日に北海道神宮祭の「駐輦祭」と呼ばれる祭事が4丁目交差点付近で行われた関係から、すすきの停留場より移設が遅れていた。移設期間は8月下旬までを予定しており、その間、ループ化に伴う各種工事が進められる。
メインとなるすすきの~西4丁目間の工事は、札幌駅前通りで開催される「四番街まつり」など夏のイベントがひと段落してからの着工となる模様。10月以降のループ化が予定されている。