国土交通省は、2014年度(2014年4月~2015年3月)の高速道路の通行止めワーストランキングを発表した。
高速道路では、通過する地域の地形的・気象的な要因や、工事のため、特定の時期や路線、箇所で長時間、通行止めを実施している。今回、全国の高速道路で収集した各種交通データを活用し、全国の高速道路の通行止めワーストランキングをビッグデータ集計の第2弾としてまとめた。
対象の道路は、NEXCO東日本、NEXCO中日本、NEXCO西日本が管理する高速自動車国道と一般有料道路。
要因別ランキングによると、降雨による通行止め時間ワースト1位は、松山道(上下)いよ小松JCT~川内、災害・悪天候による通行止め時間ワースト1位が大分道(上下)湯布院~日出JCTだった。
事故・その他による通行止め時間ワースト1位は山形道(上り)庄内あさひ~湯殿山で、工事による通行止め時間ワースト1位が関門トンネル(上下)下関~門司だった。
全国の高速道路で通行止めとならず通行可能であった時間の割合を示す運用率は99.61%だった。
国交省では、道路の弱点箇所やその原因を把握した上で、必要な対策を実施し、道路の機能向上に取り組むことで、円滑、安全、快適で、地域の活力向上に貢献する道路交通サービスを提供していくため、ランキングまとめた。