2015ルマン24時間耐久レースはスタートから3時間が経過。依然としてポルシェとアウディのトップ争いが続いている。1時間を経過したところでGTE Proクラスの92号車ポルシェが炎上。オイル漏れも発生し事態収拾のためセーフティカーが導入。これにより上位陣のタイム差は一気に縮まり、接近した状態で1時間20分を過ぎたところで再スタートが切られる。ここで流れを変えたのが7号車アウディのA・ロッテラー。他クラスとの混走と、『R18 e-tronクワトロ』が得意とするポルシェカーブなど後半セクションで間隔を詰め、23周目に2台まとめてオーバーテイクしトップに浮上する。その直後の2回目のピットストップで先行を許してしまうが、2時間を経過したところで再逆転。その後は、わずかなチャンスを狙ってペースを上げ、2番手の17号車ポルシェとの差を広げていた。しかし、2時間30分を過ぎたところで展開が一変。3回目のピット作業を終えたばかりの7号車アウディがタイヤのパンクが発生。わずか3周ですぐに4回目のピットインを行い、タイヤ交換とドライバー交替も行いB・トレルイエが乗り込みコースに復帰している。これでトップに返り咲いたポルシェ勢。17号車は3回目のピットでB・ハートレーが乗り込み、18号車もM・リーブにドライバー交替している。そして3時間に差し掛かろうというところで、他クラスとの混走で行き場を失った8号車アウディ(L・デュバル)がインディアナポリス手前のストレート区間でクラッシュ。フロント部分を大破したが、自走でピットに戻ると、アウディのメカニックはわずか3分程度で修復を終え、8番手でコースに復帰。このクラッシュで破損したガードレールを修復するため、2度目のセーフティカーが入っている。一方、トヨタ勢は苦戦。ライバルよりも1周あたり約5秒ほど遅いペースで、7番手を走る1号車は早くも1分の差がついてしまった。2時間半を経過したところで3回目のピット作業を行い、S・ブエミからA・デビッドソンに交替。この後さらに中嶋一貴も控えており、夕方から夜にかけての追い上げに期待したい。日産勢も3台全車が粘り強く走っており、22号車が総合18番手で現在M・クルムが走行中。21号車は20番手、トラブルで大きく出遅れた23号車は51番手を走行中だ。2015 ルマン24時間レース 決勝3時間経過1. #17ポルシェ(48周)2. #18ポルシェ3. #9アウディ4. #19ポルシェ5. #7アウディ6. #1トヨタ7. #2トヨタ8. #8アウディ・・18. #22日産28. #21日産55. #23日産