神戸電鉄、新型車両「6500系」来春導入へ

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来春導入される6500系のイメージ。外観は6000系のデザインを踏襲する。
  • 来春導入される6500系のイメージ。外観は6000系のデザインを踏襲する。
  • 6500系の車内イメージ。4カ国語対応の案内表示器を設置するほか、3段階の高さに対応したつり手なども設ける。

神戸電鉄(神鉄)は6月9日、現在運用している1000系電車の代替として、新型電車「6500系」を導入すると発表した。2016年春から運用を開始する。

6500系は3両編成で、モーター付きの先頭車2両とモーター無しの中間車1両で構成。外観やデザインは2008年に導入した6000系電車をベースにする。1編成あたりの定員は354人で、このうち座席定員は117人になる。

走行装置は、騒音の軽減が可能な全密閉型高効率モーターやVVVFインバーター制御装置を採用。ヘッドライトや客室内の照明は全て発光ダイオード(LED)を採用する。これにより消費電力は抵抗制御車の1000系に比べ約60%低減される。

客室内のドア上には、日本語・英語・中国語・韓国語の4カ国語に対応した大型ディスプレイの案内表示器を設置。訪日外国人に対応するとともに視認性を向上させる。座席の端部は大型袖仕切りを設置。つり手の高さは従来の高・低の2段階に加え、さらに低いつり手を設置して3段階にする。また、座席から立ち上がるときの負担を軽減するため縦手すりも設置し、高齢者の利用に配慮する。

《草町義和》

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