ジャガー・ランドローバー・ジャパンは6月2日、新型サルーン『XE』の受注を開始した。3リットルV型6気筒および2リットル直列4気筒のガソリンエンジンとディーゼルエンジンの設定があり、価格は477万~769万円。納車9月以降の予定という。
英ジャガー・ランドローバー社でプロダクト・マーケティング・アーキテクチャー・ディレクター務めるクリストファー・マッキノン氏は同日、都内で開かれたXE発表会で「新しいダイナミックなスタイリングをこのセグメントに導入したかった」と開発の経緯を明かした。
マッキノン氏は「そこで、過去のジャガーを振り返り、ジャガー『XK120』までさかのぼることにした。ジャガーは長いボンネットを持っているのが特徴で、後方に位置するキャビンのプロファイルをXEにも持ってくることができるのではないかと思った。そうすることでクーペスタイルをXEに導入することができた。ほとんど4ドアの『Fタイプ』のような形になった」と振り返った。
また「フロントのグラフィックスはひとめでジャガーとわかるフェイスにした。フロントグリルは『XJ』に似ている。またヘッドランプにはJブレードという特徴的なスタイルのランプを採用しており、これもジャガーファミリーであることをはっきりと印象付けている。またリアエンドについてもワイドプロポーションで、意志の強さを示している」と説明。
さらに、「パワーバルジ」と呼ぶエンジンフードの造形は、筋肉質でダイナミズム、パフォーマンスを強調しており、30年にわたるジャガーのアルミニウム技術、経験を表現している、とも述べた。