ハンバーガー・チェーンのバーガー・キング・フランチャイズを運営するコスモ・レストランツが28日、クアラルンプール簡易裁判所より、値上げに関する情報を適切に店頭に掲示しなかったことを理由に4万リンギの罰金を命じられた。ニュー・ストレーツ・タイムズが報じた。
4月1日の物品・サービス税(GST)導入に伴い、デサ・スリ・ハルタマスのバーガー・キングの店舗で4月10日の時点で値上げ情報の掲示を怠ったことから罰金の支払いが命じられた。
国内取引消費者行政省(KPDNKK)は4月6日、商品やサービスの値上げに関する情報を適切に掲示することを求める命令を出し、3日以内の順守を求めていたがコスモ・レストランツはこれを怠った。
簡易裁判所は、他の企業がKPDNKKによる通知に従うよう、今回の罰金命令を下したと説明した。2011年価格管理・不当利得法に反した場合の罰金の最高額は初犯では10万リンギ、2度目以降は25万リンギとなっている。
KPDNKKの担当者は裁判所において記者団の取材に応え、価格管理・不当利得法の違反行為には適切な処分を下すとコメント。国民からもKPDNKKに対して飲食店での値上げや価格表示に対して通報が入っており、今回はコスモ・レストランツに説明を求めたが説明がなかったことから裁判所への告訴に踏み切ったと述べた。